下肢静脈瘤とは
静脈の流れと弁機能

血液は、心臓から動脈を伝って脚の隅々まで流れています。脚から心臓への帰り道である静脈内の血液は、立っているときは重力に逆らって下から上へと送り出さなければなりません。ふくらはぎの筋肉は、収縮してポンプのように脚の血液を心臓に運ぶ役割を果たしています。
さらに脚の静脈には、たくさんの逆流防止弁があり、一度送り出された血液は下方向へ逆流しません。
この弁が壊れてしまうと?

血液の逆流が起こり、静脈に血液が溜まって膨れや蛇行、コブができます。
これが「下肢静脈瘤」です!
どんな症状?

- 足の静脈が膨れる
- だるい・重い・疲れやすい
- ほてる・むくむ
- こむら返りを起こすことがある
- かゆみや湿疹がある
- 皮膚が赤黒っぽくなる
どんな人が発生しやすい?

- 女性に多く見られます
- 加齢と共に増加します
- 親族に静脈瘤の方がいる(遺伝)
- 理容師、調理師など長時間の立ち仕事に従事されている方
- 女性の場合、妊娠・出産をきっかけに発生することが多いです。
よくある質問
- 誰でもレーザー治療できますか?
- 静脈の弁が壊れることにより、血液が逆流し、症状が出ている方です。ただし、医師の判断により、レーザー治療が適応とならないこともあります。
- 安全ですか?
- 「下肢静脈瘤に対する血管内レーザー治療の実施基準」の基準内容を満たした医師が手術を行いますので、安心して受診して下さい。
- 治療時間はどのくらい?
- 片足30分~60分程度です。麻酔方法にもよりますが、術直後から歩行も可能です。両足の手術も可能です。
- 静脈を塞いで大丈夫?
- 他の静脈が心臓に血液を運んでくれるので大丈夫です。
レーザー治療について
レーザー治療とは?

治療する静脈の中に細い光ファイバーを挿入し、レーザーの熱によって静脈を塞ぐ方法です。
従来の治療法“ストリッピング手術よりも術創が少なく、体に優しい治療法です。
レーザー治療のメリットは?
- 「短期滞在手術」が可能(日帰り治療も可能)
- 手術部位の傷跡がほとんど目立ちません
- 出血が少ない治療法です。
※レーザー治療には定められた適応があります。すべての症例が対象ではありません。
※一時的に痛み、つっぱり感、皮下出血などが起こることがあります。
治療費用

当院で導入している「ELVeSレーザー1470」による治療では健康保険が適用されます。